【研修報告】腰痛運動療法セミナー

日時・場所

2024年9月8日、はなみずきアスリートラボにて「腰痛運動療法セミナー」が開催されました。

運動療法セミナーは「機能性腰痛」「器質的腰痛」「仙腸関節障害」「筋・筋膜性腰痛」の実技を中心とした4つがあります。

今回は「筋・筋膜性腰痛」がテーマでした。

内容

筋・筋膜性腰痛に対する病態・治療コンセプトを、実技を交えて学びました。

  • 腰痛治療の考え方
  • 筋、筋膜の構造
  • 痛みの筋への影響
  • 痛みのモーターコントロールへの影響
  • 筋損傷メカニズム
  • 滑翔障害の病態
  • 筋、筋膜性腰痛の評価
  • 疼痛除去テスト
  • 筋、筋膜への介入することでの体の変化について
  • 運動療法
  • モーターコントロールアプローチの基本

印象深かった内容

筋・筋膜性腰痛は腰痛を知り尽くした成田先生が最も難しいとおっしゃられていました。

何かやるとすぐに反応したため、一見良くなったと感じることもあるが原因となる組織に辿り着けていないケースもある。

関節の問題は理屈通りで解決できるが、筋筋膜は難渋することも多いそうです。

しかし、疼痛除去テストにより痛みを引き起こしている組織を特定することで治療の展開が明確になることは大きな学びでした。

筋筋膜の問題は即時的には効果は得られやすい。しかし、元の痛みのある状態にもすぐに戻ってしまう。

組織自体は問題がない状態になるまでには3−6ヶ月の期間が必要になります。

その期間を適切に介入していくことで新陳代謝により問題が解決していく。

そのため病態や治療の経過などクライアントの理解も非常に重要だと思いました。

今後の展望

慢性的な腰痛の多くは筋・筋膜性の要素を含んでいると思われる。

問題を起こしている組織への介入はもちろんであるが、痛みの原因となるストレスがなぜ加わってしまったのか。

クライアントの生活や仕事など日々のなかなか一緒に取り組んでいけるような介入をしっかりとしていきたい。

また、実技はどんどん行なって技術を上げられるよう頑張っていきます。

kotipilatesセミナーのお知らせ

kotipilatesでは運動指導者向けのセミナーを開催しております。

次回は2024年10月20日(日)14:00-

テーマは「自律神経」です。

体調の変化が大きい時期です。

日頃の運動指導に活用できる内容となっております。

みなさまのご参加お待ちしております。

詳細は下記のページをご覧ください。