勉強や仕事でより成果を出すための神経科学的欲求段階説

成績を上げたい。

仕事でもっと結果を出したい。

スポーツでいいパフォーマンスを発揮したい。

何かに取り組んでいる方は現状のままでいいと思ってはいない方がほとんどだと思います。

しかし、成果を出すために努力が必要なのはわかっているが中々頑張れない。

やらなきゃいけないと思っていても、「できない」とネガティブになってしまっていませんか?

できない」ということには神経科学的に理由がありました。

その理由についてのご紹介です。

人間の行動は脳によってコントロールされている

人間の行動は脳によってある程度コントロールされていることがわかっています。

行動は何かしらの報酬があることで起こすことができます。

子供がお手伝いをしてお駄賃をもらうように。

食欲、睡眠、快感、承認欲求など報酬には様々なものがあります。

あなたが得たい報酬があったとしても「行動することができない」のは、脳の解剖学的な知見から理解することで「報酬に対して行動する」ことに近づくことができます。

脳の仕組みについて

脳の仕組みを知る上で、ざっくり脳の位置と機能を理解しておきましょう。

脳はイラストのような構造となっています。

下の方から徐々に進化の過程で発達してきました。

最も下の部分は延髄中脳から構成される「脳幹」と呼ばれています。

その上外側には「大脳基底核」と呼ばれる部位があります。

最も下にある延髄には呼吸体温調節心拍など無意識で自動的に行われる生きるために必須の機能があります。

中脳や大脳基底核には食欲睡眠快感などの機能に関与しています。

さらに、上外側となると大脳辺縁系大脳皮質があります。

脳幹と大脳辺縁系の間には「間脳」があり、古くからある脳幹と新しい高次の脳を繋いでいます。

間脳は交感神経、副交感神経といった全身に張り巡らせた自律神経と連絡を取り合っています。

さらにホルモンを合成し全身に作用する機能を持っています。

大脳辺縁系には海馬や扁桃体が関与し感情記憶の機能に深く関わっており、学習に重要な部位です。

そこを取り囲むようにして存在するのが大脳皮質です。

大脳皮質はクリエイティビティ、収束思考、発散思考などの思考といった高次な脳処理機能をつかさどっています。

神経科学的欲求段階説

脳の機能をみていくと古くからある脳機能、脳の下部の方が行動を優先されることが多いです。

これは古くからある脳の機能が生命維持するために重要だからです。

呼吸が乱れている状態や睡眠不足の状況になると、勉強や仕事どころではないのは皆さん経験されると思います。

そのため、下部の脳の機能のコンディションを整えておくことで、勉強や仕事で機能する高次の脳処理機能は適切に役割を果たしやすくなります。

このことを脳の解剖学的な見地から「神経科学的欲求段階説」といわれています。

やはり、成果を出すために行動には基本的なことでありますが健康、睡眠、生活リズムが重要です。

行動ばかりにとらわれすぎず、日々の生活から考えていくことが最も成果を出す方法かもしれません。

体を整え成果を出すkotipilates

成果を出すために努力したいけど、中々頑張る気持ちが起きない。

そんな方はまずは、自分自身の内側を整えることはしてみませんか?

ピラティスでは呼吸を大切にしています。

呼吸は延髄の機能であり、自律神経とも深く関わっています。

そして体を動かすことで健康状態も良くなり、睡眠や健康状態も変化していくかもしれません。

皆さんとピラティスができるのを楽しみにしております。


豊橋でピラティス

理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
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