姿勢評価と効果を伝えるグループレッスン術|指導者向けピラティスセミナーレポート(豊橋)
2024年12月13日、
指導者向けピラティスセミナー
「姿勢評価と効果を伝えるグループレッスン術」 を開催しました。
本セミナーは、ピラティスインストラクターや理学療法士など、
運動指導に携わる方を対象とした 指導者向けピラティスセミナー です。
姿勢評価を起点に、グループレッスンの中でどのように効果を伝え、
参加者に「変化」を体感してもらうかを、実践を交えて学びました。
指導者向けピラティスセミナーを開催しました

パーソナル、グループ(マット・マシン)と、
さまざまな指導形態を経験する中で、
「グループレッスンが一番難しい」
と感じている指導者の方は少なくありません。
その背景には、
参加者それぞれの 理解度の違い や レッスンに参加する目的の違い があります。
講師紹介|Masterpiece Body Room 伊庭 利真 先生

今回の講師は、
Masterpiece Body Room の
伊庭 利真(Kazuma Iba)先生。
伊庭先生は、
豊橋のプライベート専門ピラティススタジオ kotipilates にて、現在も第二・第四水曜日にピラティスレッスンを担当してくださっているインストラクター です。
臨床的な視点と運動指導の現場をつなげ、
姿勢評価からエクササイズへと展開していく考え方は、
日々のレッスンの中でも高く評価されています。
実際に kotipilates でのレッスンでは、
「なぜこの動きが必要なのか」
「どこを感じてほしいのか」
といった点を丁寧に言語化しながら指導されています。
セミナーの軸となった考え方

「まずは前提条件を揃える」
本セミナーの大きな軸となったのが、
「まずは前提条件を揃える」 という考え方です。
いきなりエクササイズを行うのではなく、
- どのような姿勢・動きに課題があるのか
- 今日のレッスンで何をゴールとするのか
を、評価を通して明確にする。
姿勢評価をレッスン構成へつなげる

セミナーでは、不良姿勢に関連した評価をもとに、
- なぜこの評価を行うのか
- 評価結果をどのようにレッスン構成へ反映させるのか
- どのポイントを共有すれば体感につながるのか
を、実際のグループレッスン形式で体験しました。
目的別に評価指標を設定することで、
グループであっても
「自分はここが変わった」
という実感を持ち帰ることができます。
キューイングが「生きる」理由
評価とゴールが明確になると、
キューイング(声かけ)の質も大きく変わります。
- なぜその言葉を使うのか
- 何を感じてほしいのか
を意図して伝えることで、
動きは「真似るもの」から
「理解しながら行うもの」へ と変わっていきます。
体感と結びついたキューイングは、
レッスンの再現性を高め、
クライアントの日常動作へとつながっていきます。
グループレッスンだからこそ得られる学び

実技では、参加者同士のペアワークを通して、
- エラー動作の見極め
- 指導中に起こりやすい注意点
- 声かけの違いによる身体反応の変化
を共有しました。
一人では得られない視点や気づき、
「できた」という達成感は、
グループレッスンならではの価値です。
参加者の声
「前提条件を揃えるという考え方が、自分のレッスンに足りていなかったと気づけました」
「目的別に評価指標を用いることで、グループでも体感を引き出せる可能性を感じました」
「キューイングに使う言葉が分かりやすく、自分の体感と結びついて理解が深まりました」
「学びで終わらせず、クライアントへのアウトプットを通して実践していきたいです」
学びを現場で活かすために
評価 → レッスン構成 → 体感 → ベネフィット。
この流れが整理されることで、
グループレッスンは
「難しいもの」から
「伝えられるもの」 へと変わっていきます。
今回の指導者向けピラティスセミナーで得た学びが、
それぞれの現場で
クライアントの変化につながっていくことを願っています。
最後に
伊庭先生、
そしてご参加くださった皆さま、
本当にありがとうございました。
豊橋市でプライベート専門ピラティススタジオを運営する kotipilates では、
一般の方向けレッスンに加え、
指導者向けピラティスセミナーや勉強会 も定期的に開催しています。
今後の開催情報についても、
本ブログやSNSにてお知らせしていきます。

豊橋でピラティス
理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
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