【研修報告】ポスチュラル・レスピレーション
日時・場所
2024年8月24、25日の二日間、京都にて開催された「ポスチュラル・レスピレーション」を受講させていただきました。
このセミナーには、運動指導に関わる多くの方が参加し、胸郭について学びました。
内容
PRI japanが開催するコースにはマイオキネマティック・リストレーション、ポスチュラル・レスピレーション、ペルビス・リストレーションの三つのプライマリー(初級)のコースがあります。
今回はその一つであるポスチュアル・レスピレーションを受講してきました。
PRIには身体は非対称であるという基本となるコンセプトがあります。
非対称であるが故に一方の過剰使用や不使用が生じます。
その差により問題が起こってしまうことは少なくありません。
その概念の中でもポスチュアル「姿勢」、レスピレーション「呼吸」は普段のピラティスでも活用できるとても有意義な内容でした。
- PRIの概念
- アンテリア・インテリア・チェイン
- ブラキアル・チェイン
- ZOAの概要と関係性
- 静的非対称、動的呼吸、パターン化された呼吸の関係性
- 呼吸とエアフロー
- 縦隔の機能
- スーペリアTA
- 評価
- 実技(ノンマニュアルテクニック、マニュアルテクニック)
印象深かった内容
横隔膜の左右非対称の構造から起こる体への影響が非常に興味深かったです。
左右の横隔膜の付着する位置、大きさ、肝臓の位置による影響などの様々な要因により果たしやすい機能が異なります。
左右異なることが問題ではなく、左右異なることで特定のパターンに陥りやすく、その状態のままでいることが問題であるということが非常に学びになりました。
今後の展望
胸郭、呼吸、姿勢ということがテーマのコースであり、ピラティスのセッションにも活かせそうな内容が満載でした。
評価や実技の練習はもちろん、新たな概念を自分の中へ落とし込み実践していきたいと思います。
セミナーのお知らせ
2024年10月20日に運動療法セミナーを開催いたします。
講師は自律神経を専門的に学ばれている理学療法士の本塚さんです。
またとない機会ですので、この機械にみなさんのご参加お待ちしております。
詳細は下記をご覧ください