良い姿勢のための感覚チェック
こんにちは。
豊橋にありますピラティススタジオ、kotipilates(コチピラティス)です。
暑い日が続きますね。
お隣の浜松では気温が日本記録。
豊橋も40°超えてるんじゃないかと思うくらい暑かったです。
さて、今回は良い姿勢のための感覚についてです。
kotipilatesでは、セッションの前に姿勢のチェックを必ず行います。
ご自身で今の姿勢を感じることからスタートしていきます。
スタートがわからなければゴールへの道筋は立てれません。
今回はすぐ実践できる姿勢のための感覚チェック方法も紹介してますのでぜひ試してみてください。
目次
姿勢における感覚の重要性
ヒトの体の姿勢や動きは感覚が入ることから作られます。
感覚という情報が入り、脳で情報が処理され、情報発信として体に現れます。
すなわち、良い感覚を体に入れることで姿勢や動きが変わります。
「体が右に傾いているとよく言われます」
このようなクライアントさんは右に傾いているから反対に姿勢を傾けなきゃ、と考えがちです。
しかし、これでは見た目だけを直しているだけであって根本的な解決にはつながりません。
感覚から姿勢や動きは作られているので、
そこから解決方法を探っていかなければ、
その場限りの対処方法となってしまいます。
姿勢をコントロールするために重要な感覚としては3つあります。
一つ目は視覚。
二つ目は前庭、耳にある体の傾きなどを感知する器官。
三つ目は体性感覚です。
<補足> 体性感覚にはさらに大きく三つの感覚が含まれます。 役割は体の内側、外側で起きていることを情報として得るための機能を果たしています。 皮膚の感覚:触覚、圧覚、痛覚、温度覚、痒覚。 固有感覚:関節覚、振動覚 内臓感覚:臓器感覚
それぞれの感覚が重要ですが、姿勢のコントロールのために機能している割合が異なります。
上の図をご覧いただいたとおり、体性感覚の割合が非常に大きいです。
しかし、日常生活においては視覚に依存することが大きく、本来の姿勢を制御する機構のバランスが崩れてしまっていることが多いです。
姿勢のための感覚チェック
それで早速、今の状態をチェックしてみましょう。
チェックの方法はMann試験と言われる神経学試験です。
方法は簡単ですので、おうちで試してみてください。
以下のような方は注意です。
①揃えて立つと怖い
②傾いてしまう
③バランスを崩す
みなさんいかがでしたか?
多くの方は足を揃えた時に思った以上に怖いなと思われるのではないでしょうか?
それは前述しているようにパソコンやスマホなど画面をよく見て、車の運転など体を動かさずに移動しているといった生活習慣が影響しています。
要不要説
進化説の一つで要不要説というものがあります。
使用しなくなった器官は次第に縮小・退化するという説です。
感覚の機能も筋力や体力と同じように使っていないと衰えてしまいます。
ではこの衰えた感覚を鍛えるためにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは適切な運動による刺激です。
運動による刺激を入れることで感覚に情報が入ります。
適切な情報が入ることが感覚のトレーニングとなります。
ピラティスのセッション後、多くの方は
「体が整った感じがする」
「スッキリした」
といった感想をいただきます。
これは感覚に適切な情報が入ることで今の自分の状態が認識できることが要因です。
まとめ
姿勢、動きは感覚情報が非常に重要です。
現代社会では視覚に依存し、そのほかの感覚が衰えがちです。
衰えた感覚は運動によりトレーニングすることができます。
感覚をトレーニングして自分の体の状態を知ることが良い姿勢、良い動きを作る一歩です。
豊橋でピラティス
理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
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