現代社会の食事で陥りやすい危険、脂質の基礎知識
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関節が最近痛いから広告の載ってたこの食品食べてます。
私たちは、健康のために色々始めてみることはよくあります。
しかし、食事、栄養に関しては始めてみる前にやめてみることの方が多いかもしれません。
やめるものを決めるためにはまずは栄養の基本から知っておきましょう。
栄養の三大要素の一つである脂質について
ヒトが生きるために必要なものとして栄養をとっています。
栄養をとることで、エネルギーの供給、体の組織の構成、生理的機能の役割を果たしてくれます。
三大要素として、糖質・タンパク質・脂質があります。
この中で気になるのは脂質、油ですね。
これは「太ってしまう」などのイメージがあります。
それぞれの栄養素のカロリー(1グラムあたり)を見てみると、
糖質:4.10kcal(キロカロリー)
タンパク質:5.65kcal
脂質:9.45kcal
これだけの違いがあります。
同じ1グラムをとるだけでもカロリーは脂質が圧倒的に多い。
だからこそ脂質は太ってしまうといったイメージがあり、できるだけ日常生活では避けるように意識しがちです。
食の欧米化がもたらした弊害
1950年ー60年代は私たち日本の食生活が大きく変わった時期です。
食の欧米化といわれ、高脂肪食がとても増えました。
外食産業やコンビニなど手軽と美味しいものが食べれるようになりました。
高脂肪食は中毒性があり、一度食べるとまた食べたくなってしまいます。
食生活が変化したことで脂質の過剰摂取となり、体内の脂肪細胞が増え、高血糖状態が維持された状態。
このことは肥満に繋がり、体は慢性炎症を引き越し、体の不調の原因となります。
脂質って悪いとことばかり、、、
脂質はなぜとるのでしょうか?
脂質の役割は何なのでしょうか?
脂質の役割と分類
脂質は体のエネルギーとしての役割はもちろん、細胞の膜や体の様々な働きを調節するホルモンに似た物質などの材料となります。
脳に関しては約65%が脂質であり、神経機能には欠かせません。
脂質がとても大切であることがわかります。
こうした働きのためには様々なタイプの脂質をバランスよくとることが大切と言われています。
脂質、脂肪酸のタイプには大きくわけ二つ。
- 一価不飽和脂肪酸
- 多価不飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸は体内で作ることができるものです。代表的なものはオリーブオイルに多いオレイン酸です。
多価不飽和脂肪酸は体内で作ることができません。
そのため食事で取る必要のある必須脂肪酸です。
この多価不飽和脂肪酸にはオメガ6系とオメガ3系があります。
多価不飽和脂肪酸:オメガ6系
リノール酸が豊富。
代表的なもの植物油。
多価不飽和脂肪酸:オメガ3系
ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、リノレン酸。
DHA、EPAはイワシ、サンマなどの青魚。
リノレン酸はエゴマ油やアマニ油。
リノール酸に気をつけ、この脂質をとろう!!
オメガ6系とオメガ3系のバランスが大切です。
下記のURLは脂質に関する厚生労働省のデータです。
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586558.pdf
食事摂取基準ではオメガ6系が4−5に対してオメガ3系は1の割合が望ましいとされています。
しかし、食の欧米化により私たちはオメガ6系のリノール酸を過剰摂取している状態にあります。
菓子、パン、マヨネーズ、カップ麺、惣菜などの加工食品やファストフードに多く含まれています。
必須脂肪酸の一つであるリノール酸ですが、取り過ぎてしまうと、皮膚炎や花粉症などのアレルギー性炎症を引き起こしてしまいます。また、動脈硬化や心疾患などの大病にもつながってしまします。
その反面、オメガ3系は不足しがちです。
これは魚を食べる機会の減少が原因。
DHAやEPAは血管をしなやかに、心疾患や脳卒中のリスクや中性脂肪を下げ、脳の活性化も期待できると言われています。
病気の予防や日々のパフォーマンスの向上につながります。
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