腰痛の改善に対して運動の効果にはエビデンスがある

こんにちは。

豊橋にあるプライベート専門ピラティススタジオ、kotipilates(コチピラティス)の袴田です。

新型コロナ関連のニュースでエビデンスという言葉を多く聞くようになりました。

エビデンスとは、「証拠」・「根拠」といった意味合いがあります。

医療の分野では治療は科学的根拠を十分に把握した上で進められていきます。

今回は、皆さんの多くのお悩みの一つである腰痛に対してのエビデンスのご紹介。

少しでも腰痛に悩まれている方のお役に立てれば嬉しいです。

慢性腰痛には運動が非常に効果的である

まずは結論から

腰痛の改善に対して運動は効果があるとされています。

運動が腰の可動域や機能障害の改善に効果があり、痛みや運動機能、筋力及び持久力も改善したと報告されています。

・Nemcic T,et al.Comparison of the effects of land-based and water-based therapeutic exercises on the range of motionand phisical disability in patients with chronic low-back pain:single-blinded randomized study.Acta Clin Croat 2013

・Cuesta-Vargas AI,et al.Exersice,manual therapy,and education with or without high-intensity deep-water running for nonspecific chronic low back pain;a paramatic randmized controlled trail.Am J Phys Med Rehabil 2011

上記の研究は慢性腰痛に対して効果があるとしており、運動は強く推奨される治療法の一つとしています。

また、国内でも運動と抗炎症薬の服薬を比較した研究がされており、差は特になかったものの腰痛関連QOLが優位に運動群で改善しており、運動の効果が報告されています。

急性腰痛は注意

慢性腰痛では運動は効果があると言われています。

しかし、急性もしくは亜急性期では注意が必要です。

痛みが出て直後〜数日を急性期、数週間を亜急性期、数ヶ月から数年を慢性期と大まかですが、病気や怪我は時期に応じて区別されます。

上記の研究では慢性の腰痛に対しての運動の効果についてです。

急性期や亜急性期には運動の効果はよい結果の報告はありません

特に急性期に関しては腰痛に対して運動が効果はなく、普段通りの生活をするのが効果があるとの報告があります。

以前のブログでもお伝えしたように腰痛には様々な原因があります。

そのため原因をまずは知る必要があります。

腰痛が起きた直後はまずはお近くの整形外科への受診をお勧めいたします。

どんな運動が良いかはまだ確立さてていない

慢性腰痛に対して運動が効果的あることは間違いないです。

しかし、どのような運動が良いかは現時点ではエビデンスはありません。

運動の種類や長期的な成果を観察する必要があると言われています。

ピラティスは腰痛に効果的かどうか

腰痛の多くの原因は一部の体の組織の負担がかかることによって生じることだと思います。

ピラティスでは背骨の動きを引き出すものが多いです。それは一部の背骨に負担をかけるのではなく、背骨を満遍なく動かすためです。

そして全ての背骨を自分自身でコントロールすることも練習していきます。

コントロールできることで負担がかかりすぎることなく、痛みや問題が起きにくい体へと変わっていくのではないかと考えています。

その点はぜひご自身で体感してみてください。


豊橋でピラティス

理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
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