【要注意】股関節が硬いと感じる方に気をつけて欲しいこと
ピラティスをライフワークに。
豊橋にあるプライベート専門ピラティススタジオ、kotipilates(コチピラティス)の袴田です。
当スタジオにはヨガの先生やヨガを実践されている方も最近ではセッションにお越しくださっています。
そのような方でよくあるお悩みがあります。
それは、
足が開けない。
あぐらができない。
です。
なぜできないのでしょうか?
股関節が硬いから?
硬いからストレッチ頑張らなきゃって思う方もいらっしゃると思います。
しかし、本当にストレッチを頑張ればいいのでしょうか?
今回はそんなお悩みある方にお役に立てる内容です。
股関節の構造はダイバーシティ
股関節は骨盤と大腿骨で作られる関節です。
大腿骨の構造は全員同じ構造をしているわけではありません。
人によって構造の違いが比較的よくみられ、それは身体の問題に影響を及ぼすことがあります。
その違いが最も認められるのが、前捻角です。
前捻角は大腿骨の中で生じる捻れのことです。
この骨の捻れは生まれた時には30度から35度ありますが、約6歳までに角度が小さくなり正常で約14度になります。
この角度によって股関節の内外旋、開く・閉じるといった動きが大きく左右されます。
小さい頃に、「逆仕立て屋の肢位」「W型の肢位」「割座」を好んでいた方は前捻角の角度は大きくなりやすいです。
もしくは先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全のある方も同様に前捻角の角度は大きくなりやすいです。
このように先天性もしくは小さい頃に形成された骨の構造的な問題は、ストレッチをしてもなかなか改善されるわけではありません。
そのため、無理にストレッチをしてしまうと股関節の構造的な問題を引き起こす原因となってしまいます。
自分の構造的な特徴を知ることで行うべきことがわかる
股関節が硬いと思った方がストレッチを頑張るのではなく、まずはご自身の骨格の特徴を知りましょう。
そのことが運動で体を傷つけないために大切です。
特徴を知る方法の一つはCraig検査です。
腹臥位で大転子を触診しながら股関節の内外旋の全可動域を動かし、大転子が最も外側に突出した時の回旋角度が内旋方向に15度以上の場合に大腿骨は前捻していると考えられています。
Craig検査はX線写真を用いた方法よりも信頼性があるという研究もあります。
股関節の動きで気になる方はぜひ一度検査して見てください。
まとめ
股関節の可動域の問題は運動する方のお悩みの一つです。
しかし、可動域の問題を起こしている原因は様々です。
もしかしたらその問題は骨格の構造的な問題かもしれません。
何が原因かを把握してご自分に合った運動をしていきましょう。
豊橋でピラティス
理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
体験セッションで効果を実感ください。公式アカウントからお気軽にお問い合わせください。