二酸化炭素は体の排気??
豊橋でピラティス。
暮らしをサポートするピラティススタジオ 、koti pilatesです。
前回のブログではCO2呼吸法についてご紹介させてもらいました。
皆さん試してみていただけましたか?
「最近何となくスッキリしないな」という方はぜひ試してみてください。
前回の記事では二酸化炭素の血管拡張、気道を広げる働きについて紹介いたしました。
今回はさらに二酸化炭素について掘り下げていきたいと思います。
※内容は「ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の超呼吸法」を参考にさせてもらっています。
もっと詳しくという方はそちらをご購入ください。
呼吸の復習
呼吸のメカニズムは2つに大きく分けることができます。
- 外呼吸:息を吸って吐く
- 内呼吸:細胞レベルで行われるガス交換
呼吸というと外呼吸(息を吸って吐く)をイメージする方が多いですが、本当に大切なのは内呼吸(細胞レベルでお根われるガス交換)です。
せっかく外呼吸で酸素を取り入れていても、
細胞レベルでまで酸素が行き渡らなければ意味がありません。
そして行き渡っていない場所は体の不調を招きやすくなります。
外呼吸は大気中の酸素を肺に取り入れ、毛細血管の中の二酸化炭素と交換を行います。
内呼吸は毛細血管から運ばれてきた細胞が酸素を受け取り、
同時に細胞をよい状態に保つために老廃物や二酸化炭素の受け取りを行います。
ここまでは
「やっぱり二酸化炭素っていらないものなんじゃないか?」
「二酸化炭素って体に必要ないよね。」
という答えになりそうですが、次に二酸化炭素が大切なポイントについてご紹介いたします。
二酸化炭素が呼吸を決める
体内の二酸化炭素が足りないと外呼吸でたくさん酸素を取り込んだとしても、内呼吸による細胞へ酸素を取り込むことが難しくなります。
そして、そのまま排出されもったいないことになってしまいます。
血中の二酸化炭素濃度が低いと血中の酸素を細胞に受け渡すことをせず、再び血中を酸素が漂ってしまいます。
このように二酸化炭素量により変化することをボーア効果と呼びます。
やはり息をたくさん吸ったとしても体の中にある程度二酸化炭素がなければ、吸った酸素は活用できません。
今回は二酸化炭素炭素の機能の一つを紹介させてもらいました。
息をたくさん吸うだけでなく、少し息を止めるトレーニングも酸素を取り組みために必要なため実践してみてください。