寒さと肩こり
豊橋にあるプライベート専門ピラティススタジオ、kotipilatesの袴田です。
2021年になり早くも1週間が経ちました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
一段と寒くなり身が引き締まります。
こんな時にクライアント様のお悩みで多いのが、
「寒くなって体が縮こまる」
「体が動かす機会が少なくなって体が硬くなったよ」
特に多いのが、
「寒くて肩が上がってしまい、肩こりやすい」
昨年になりますが、2020年11月23日、11月30日にポールスターピラティスの動きの原則「頭部、頸部、肩甲帯の組織化」についてオンラインで学びました。
このテーマはこの時期のお悩みの原因と知るひとつとなると思います。
問題の解決のためには原因を知ることから。
ご興味のある方はお付き合いください。
目次
組織化とは?
「組織化」という言葉は、一般的に、個々バラバラの要素を一定の目的のもとに組み立てること、あるいは、組み立てられてできあがったもの自体を指します。
体は様々な要素から構成されています。
そして、その要素が互いに機能し合うことで役割を果たしています。
身体の中では肩周りはとても複雑な構造となっています。
肩周りに主に関わる骨の要素
- 下顎骨
- 舌骨
- 鎖骨
- 肩甲骨
- 上腕骨
- 頸椎
- 胸椎
肩周りに主に関わる筋肉の要素
- 大小菱形筋
- 僧帽筋
- 広背筋
- 小胸筋
- 大胸筋
- 肩甲挙筋
- 前鋸筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 肩甲下筋
- 大円筋
- 小円筋
- 烏口腕筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
上記のように肩周りには骨や筋だけでもこれだけ多くのものがあります。
そして、骨や筋に加えて、靭帯などのそのほかの軟部組織なども加わりとても複雑な構造になっています。
多くの要素が組織化して機能することで体は快適な状態となります。
「組織化」の崩れは体の問題に繋がる
「寒いと肩が上がってしまい、肩がこりやすい」
これは組織化されている状態でしょうか?
そうではないですよね。
体のそれぞれの位置が適切に保たれていない状態です。
一部の筋肉が必要以上に働いてしまい、体を固めるような状態です。
このような偏った状態では体に負担がかかってしまい、肩こりなどの体の不調を引き起こす要因となることは容易に想像できると思います。
また、動く際にも必要以上な状態では、エネルギー消費が増加し、持久力や動きの質の低下してしまいます。
「体が縮こまる」、「体を動かす機会を減った」などにも結果的につながるのではないでしょうか。
組織化をするにはピラティスがおすすめ
体の不調は一部だけに注目しても問題の解決には繋がりません。
ピラティスでは体全身をコントロールできることを目標としています。
頭部、頸部、肩甲帯の組織化はピラティスをする上での動きの原則のひとつです。
この原理原則を取り入れられたピラティスを行うことは多くの方の問題の解決の一助になると考えています
普段の生活で心がけてほしいこと
最後になりますが、ピラティスは日常に生かすものです。
日常の過ごし方、動き方のヒントがたくさんです。
ピラティスの動きの原理原則を踏まえた上で以下のポイントを少し心がけてみてください。
- 顎、胸、顔をリラックスする
(ゆっくりと息を吐いてみましょう) - 肩と胸を広げ、耳と肩の間に最適な空間を作る
(腕を重さを体に感じぶら下げてみましょう)
ピラティスは暮らし、生活をよりよくするためのお手伝いをするものです。
体の使い方を通してみなさんがより快適な毎日が過ごせることを応援しています
豊橋でピラティス
理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
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