ピラティスはコアトレーニングだけではない

こんばんは。

豊橋で本格的なピラティスができるピラティススタジオ、kotipilates(コチピラティス)の袴田です。

ピラティスはコアトレーニングと言われることがあります。

しかし、ピラティスは単なるコアトレーニングではありません

7月24日、25日に私が取得しているポールスターピラティスのオンラインワークショップに参加させてもらっています。

海外の講師のワークショップを自宅にいながら受けれることに感謝です。

今回のブログの内容は24日のワークショップの忘備録として記録しています。

ご興味がございましたら最後までお付き合いください。

Beyond Core

24日のテーマはコア。

内容:どのような構造が身体のコアの安定を図り、それらは実際にはどのように機能しているのでしょうか?一つの連続性のある構造体となるために、身体はどのように体の中心から四肢に繋がっているのでしょうか?人間の身体は単に骨と筋肉だけで成り立つのではなく、呼吸器系や神経系、筋膜システム、内臓全てが良いムーブメントの鍵となります。このワークショップでは講義と実技(動きの探索)のパートがあり、 触られることによる自己認識の向上を通じて、この概念の理解を深めます。

講師はイギリスのポールスターピラティスのエデュケーター、Diane Nyeダイアン・ナイさん。

ワークショップの後半はたくさんのエクササイズを実践しながら紹介していただきました。

体の変化がすごく感じれる楽しいワークでした。

コアとは?コアトレーニングの効果は??

一般的には「コア=体幹」

そんな感じではないでしょうか?

ピラティスというとコアトレーニング、体幹トレーニングというイメージもある方も多いと思います。

体を安定させるためにコア、体幹を強くしようとトレーニングされることもあると思います。

その多くは力を入れ、体を固めてしまうようなエクササイズではないでしょうか?

もちろんそういった観点もとても重要です。

しかし、実際の日常生活やスポーツの場面で力を入れて固めることは少ないです。

むしろ力を抜いていた方が動きやすいくらいです。

体の構造はテンセグリティ構造

体の安定を高めるためには一部分だけの力が強くてもあまり意味がありません。

全体としてバランスの取れた状態で動けることが理想的です。

以前のブログにも記載しましたが体の構造はテンセグリティ構造に例えられることがあります。

コアでは腹部の筋肉が着目されます。

腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹直筋の4つが取り上げられます。

しかし、この4つだけでは良い動きは作られません。

呼吸に関与する横隔膜、内臓を支える骨盤底筋群、脊柱の動きを調整している多裂筋・棘間筋・半棘筋、脊柱と足を繋ぐ腸腰筋、腰部の支えとなる腰方形筋など様々な筋が互いに作用しながら適切に機能していくことがバランスの取れた状態であり、良い動きを導いてくれます。

また、体の内側にある臓器の動きも影響を及ぼします。腎臓においては1日に合計で2km動いていると言われています。この動きがなかったら臓器と筋肉、筋膜との関係は良好ではなくなり、動きにも影響を与えることは容易に想像できます。

そして、神経系の影響もあります。すごく緊張している状態、ストレスがかかった毎日では体が緊張状態になってしまいます。基本的にヒトの動きは無意識で行われるため、心・精神の状態はとても大切です。

様々なことを記載しましたが、コアはコアだけで作られるのではなく、全身のバランス、神経、精神のバランスによって結果的に無意識で作られるものだとワークショップを通して感じました。

体の中に気づくことができているか?

身体、精神のバランスを整えるために必要なことは「今何が起きているのか意識する

特別なことをするのではなく、ただただ今の状態をみる。

つまり、Mind fullnessマインドフルネス

違いや変化に気づけるように意識していくこと自体が身体のトレーニングとなります。

そして違いや変化にフォーカスすることで自ずと機能は変化していきます。

この点についてワークショップの後半で紹介してもらったワークで体感しました。

まとめ

コア、体幹は身体の動きにとってとても大切です。

しかし、コア・体幹だけでは動きは良くなりません。

身体全体に意識を向け動いていくことが重要です。

日頃の私のピラティスのセッションでも今の状態に目を向けてもらうことを心がけています。

今後も皆様へより良い気づきが得られるようなセッションを目指していきたいと思います。

皆さんとピラティスできるのをお待ちしてます。


豊橋でピラティス

理学療法士の資格を有するピラティストレーナーによるセッション。
解剖学・運動学に基づく医学的なアプローチでリハビリからアスリートのパフォーマンスの向上、運動不足の解消までサポート。
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