足が変わると姿勢や歩きが変わる③
前回、前々回とポールスターピラティスのオンラインワークショップ「オータム2021」の足がテーマのワークショップの内容を一部ご紹介いたしました。
以下がそのブログになります。
もしご興味のある方は覗いてみてください。
姿勢や歩きにとって足の重要性がわかりました。
胸を反らせたり、腰の伸ばすことを私たちがやりがちですが、また新たなヒントになりそうな内容でした。
今回は足をテーマにしたワークショップの内容のご紹介の最終章です。
進化からみる足、そして足と骨盤・脊柱との関係性、最後は歩きの基本についてです。
足と骨盤・脊柱との関係性で彎曲についてお伝えしました。
彎曲があることで衝撃を吸収し、その吸収したエネルギーを運動へと放出しています。
ここからさらに深堀して歩きの基本について繋げて考えていきたいと思います。
テンセグリティ・テンションが効率性の鍵
足には彎曲だけでなく、筋肉が存在しています。
筋肉は体を動かす役割をしていますが、筋肉だけを使って立つ・歩くといった動作を行うには非常に大変です。
普段の私たちの立つ、歩くといった動作は楽ですよね。
それは筋肉だけでなく、足底腱膜やアキレス腱といった筋肉以外の組織が存在するからです。
体は腱や膜といった結合組織で覆われています。
つまり、足の結合組織、筋膜は全身と繋がっています。
この結合組織によって私たちの体はバラバラにならないように保たれています。
結合組織による張力構造によるモデルをテンセグリティ・モデルと言います。
テンセグリティとは、建築用語の一つで橋などの構造上の力を保つためのことです。
以前のブログでも紹介してますので、よかったらご覧ください。
体はテンセグリティモデルとなっています。
そしてこのモデルであるからこそ歩くことができるのです。
テンセグリティモデルと歩き、そして足
歩くことは曲げる/伸ばす、開く/閉じる、捻るといった全ての運動の方向が必要な動作です。
そしてそれは腕、背中、腰、足と体全体で起こり、バランスをとっています。
この時にに重要なのが、テンセグリティモデルの考え方です。
動きが生じることで伸張が起きます。そして伸びることで力が生まれます。
この力が生まれることで歩くことができます。
反対に筋力だけでは、非常に疲れやすく長く歩くことはできません。
張力を利用することは非常に大切です。
そしてこの時、足は体の他の部分と情報のやりとりをしていい姿勢、ここでは張力が適切な状態を生み出し、歩く時の進む力を調整しています。
足には非常にたくさんの感覚センサーがあり、唯一地面に接地している部位であるからこの役割を果たすことができるのです。
まとめ
今回①、②、③を通し、姿勢や歩きにとって足の重要性が改めて認識できました。
また、足だけでなく体は全身の繋がりがあるため、それぞれの部位が協力しながら役割を果たすことで健康的な立つ、歩くといった動作に繋がるのではないかと思います。
まずは立った姿勢、歩いているときに、体重がどのように乗っているか意識して見ることから始めて見るのもいいかもしれません。
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