なぜピラティスか??
こんにちは。
豊橋のプライベート専門ピラティススタジオ
koti pilatesです。
(2020年5月プレオープン、2020年6月オープン予定)
あと2ヶ月を切りました。
漠然と考えていたことが周りの方々のおかげでここまできました。
感謝しかないです。
今回は初心を思い出す意味として、
私自身がピラティスを始めたきっかけについてブログで書いていきたいと思います。
目次
ピラティスって女性がやるものじゃないの??
始めたきっかけの背景には理学療法士という仕事があります。
私は2007年に理学療法士の資格を取得し、リハビリテーション専門病院に勤務し始めました。
リハビリテーション病院では、
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が起きてしまった方、骨折や脊柱・関節の変形などにより手術をされた方々に理学療法を提供しておりました。
新人の頃は経験も浅く、何をどのようにしたらよいかわからない状態でした…
そのため、著名な先生の研修や気になったテーマのセミナーに毎週のように参加しておりました。
そんな中で興味を惹かれたのがボディワークでした。
ボディワークには、ヨガ、フェルデンクライス、ジャイロキネシス、アレクサンダーテクニックなどがあります。
その中にピラティスも含まれます。
ボディワークは身体から働きかける技法のことです。
言い換えると、
体を動かすことで自分の身体の状態を観察し、
変化に気づき、
より良い自分になる方法を見つけていくこと
当時スポーツジムに通っていたので、
これらのボディワークは女性がするものというような勝手な先入観がありました。
様々な研修やセミナーで学んだことや日々の仕事での経験を重ねる中で、理学療法として運動を提供する上で非常に大切だと感じていた部分と似ていると思いました。
そして大変興味が湧きました。
理学療法の中では基本的な運動を再学習、再構築をしていきます。
そこには筋力や柔軟性といった条件も非常に大切ですが、最も大事なことは自分の体のことをわかるということです。
今の状態がわからなければ、何をどうしたらよいかも分かりませんから。
ピラティスの起源はリハビリテーション
ある日、突然障害を負ってしまった方々は、
自分の体が自分でないような感覚になってしまいます。
今までと違う自分の体を自分でうまくコントロールできず、
バランスが悪くなったり、座ることや立ち上がり、歩くこともできなくなってしまいます。
そのため必要以上に力が入ってしまったり、疲れやすくなってします。
自分自身の理学療法をよりレベルアップするために、ボディワークを学びたいと思いました。
せっかくなら資格を取得しようと思い、いろんなボディワークを調べていると
たまたま近所でピラティス資格を取れるところを発見。
情報を見ているとピラティスは元々、戦争中の負傷した兵士のためのリハビリの目的として行われていたものだと知り、これは活かせそうと思い早速申し込みました!!
ピラティスには様々なピラティスの流派があります。この時に資格取得のために学んだピラティスはFTPピラティスという団体のピラティスでした。
FTPピラティスのについてはこちらをご覧ください。
FTPピラティスコースではマットでのピラティスを学びました。
自分自身の体がうまく動かせないことを痛感…
普段は運動を指導している立場のはずなのに…
これでは本当行けないなとこのとき思いました。
しかし、練習を続けていくことで徐々にできるようになっていくことも実感しました。
できるようになっていく過程が感じられたことはとてもよい経験になりました。
理学療法士として運動を指導している時は、「おそらくこうであろう。」という仮説の上でクライアントに対して提供していきます。
ピラティスでは指導者自身が実践して体感したものをクライアントに伝えていく。
これは非常によい学びだと思いました。
何より腰痛で悩んでいた自分の体が良くなりましたし、
これが学んだことで一番良かったかも!!
医療とピラティスの融合
FTPピラティスの資格を取得後は仕事でよりよいものを提供していこう!!
という訳には簡単にいかず…
理学療法の現場では高齢者、体が不自由な方がほとんどです。
そのため、ピラティスのエクササイズが難しい。
これはどうしたものか…
そんな時にピラティスのセミナーを受講した際の講師が整形外科の医師でした。
海外ではクリニックの施設ではピラティススタジオが併設されており、
ピラティスが医療の中に取り入れられているとのこと。
このことは自分自分の悩んでいたことを解決してくれるのではないかと思いました。
その先生もピラティスをクリニックで導入されていました。
先生のクリニック(整形外科スポーツ栄養クリニック・Pilates Lab)
セミナー後、東京まで見学に!!
そのスタジオでは当時、Polestar Pilatesという団体のコースも開催されていました。
Polestar Pilatesはアメリカの理学療法士が創始者であり、解剖学や運動学、リバビリテーションの考えをもとにメディカルピラティスを学べる団体でした。
ピラティスを実践的に理学療法士としての仕事と融合していくのに、
Polestar Pilatesを学ぶことは必要だと感じました。
FTPピラティスではマットだけのピラティスでしたが、
ピラティスは本来マットのエクササイズだけではなく
様々な特殊なマシン(イクイップメント)を用いたピラティスです。
しっかりピラティスを学びたいと思ったので、このイクイップメントを含んだ包括的なコースの受講を決めました。
資格をどのように取得したか?
FTPピラティスのコースは6日くらいのコース受講して試験といった流れでした。
Polestar Pilatesでは二日間のコースを半年間受講し、ピラティスの見学・練習・指導練習などの時間を100時間??以上が必要でした。
そして、ピラティスのそれぞれのエクササイズが実践できるか?指導できるか?のチェックをメンターと呼ばれる先生の先生にもらう必要がありました。
そのチェックを受け、初めて試験を受けることができる流れでした。
私の場合は試験まで一年半くらいかかりました。
とても大変でしたがこの期間があったからこそ、
しっかりとピラティスを学びスタートできたのではないかと思います。(まだまだ学び途中ですが)
ピラティスの資格には様々な団体があります。
短期間で取れるもの、オンラインで取れるものから1年以上かかるもの。
どの資格も取ってしまえばピラティスインストラクター!!
しかし、ピラティスの内容は変わってくるのではないかと思っております。
理学療法士によるピラティス
長文となりましたが、ここまでが私のピラティスの始まりのきっかけでした。
・理学療法士の経験
・ピラティスのコンセプト
・ピラティスと医療の融合
・質の高いピラティス
全ては目の前のクライアント様のサポートがよりよいものができるためでした。
今後も学ぶ姿勢は忘れず、進歩していきたいと思います。